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介護業界の救世主?外国人介護士について徹底解説

外国人介護士を指導する時に注意することは

介護業界の救世主?外国人介護士について徹底解説
指導する時に気を付けることは

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指導する時に気を付けることは

伝え方を間違うとトラブルになる

戦力になるには時間がかかる

外国人介護士が介護現場で活躍できるようになるにはそれなりの時間が必要です。経済連携協定(EPA)で受け入れた外国人介護士が知識や技術を習得するのに日本人介護士に比べて3.9カ月分長くかかる、というデータもあります。外国人介護士が1日も早く現場で戦力となるためにはどのように指導すればよいのでしょうか。
外国人介護士が現場の即戦力として活躍できるように、指導のポイントを3つの観点からまとめていきます。

伝える時は「ゆっくり」「はっきり」

指導する時はわかりやすい表現で伝えるように心がけてください。なるべく「ゆっくり」そして「はっきり」と話すことを意識しましょう。現場は人手不足ということもあり非常に多忙な状態です。指示する際、ついつい早口になってしまいますが、相手に伝わらなければ意味がありません。指示が理解されないと同じ説明をもう1度しなければならないので二度手間になってしまいます。
外国人介護士に指示を出す時は「相手は聞き取るので精一杯」ということを念頭に置いて話すようにしましょう。1度に多くの情報を与えても相手は混乱するだけで理解が追い付きません。短い文章で伝えるのがポイントです。また、相手が理解しているかどうかを確認することも大切です。伝えた際に内容を理解しているかどうかを必ず確認してください。専門用語で説明する場合もありますが、外国人介護士は難しい単語は理解できない場合もあるのでシンプルな言葉に変換して伝えるようにしましょう。

トラブルになりやすい「敬語」と「発音」

スタッフ同士の何気ない会話の中では言葉遣いや発音の違いは問題にならないかもしれません。しかし、利用者と接する時は些細な違いが大きなトラブルに発展することもあります。外国人介護士には利用者への対応を第一に考えるように指導しましょう。丁寧語や敬語の基本的な使い方を教えながら、外国人独自の発音やイントネーション、話すスピードもチェックしていきます。

キャリアアップ支援について

外国人介護士の多くは外国人の在留資格である「介護ビザ」を取得して介護士として働いています。養成学校を卒業し5年以内に介護福祉士の資格を取得すれば在留期限が延長されるため、介護福祉士の資格取得を目指す人も少なくありません。施設側も長く働いてくれる人材をできるだけ多く確保したいはずです。お互いにメリットがあるのですから、外国人介護士のキャリアアップもサポートしていきましょう。通学のサポート、オンライン学習の環境整備、教材の提供、学習時間のためのシフト調整などできることはいろいろあります。

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