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介護業界の救世主?外国人介護士について徹底解説

介護士として働く場合に必要な日本語レベルはどれくらいなのか

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外国人介護士に必要な日本語レベル

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外国人介護士に必要な日本語レベル

利用者やスタッフとのコミュニケーションには日本語が必須

外国人介護士に必要な日本語レベルとは

外国人介護士が日本で働くにはどの程度の日本語能力が必要なのでしょうか。「会話力」「読み書き」「専門用語の習得」の3つの分野にスポットを当て、それぞれ詳しく説明します。
1つ目の「会話力」についてですが、介護の仕事は対人サービスでもあります。日本語で会話ができないと仕事に支障をきたすため求められる日本語能力も高いのですが、最初から日本語で完璧にコミュニケーションがとれる人はほとんどいません。せいぜい、あいさつや日常会話ができる程度です。しかし、現場では利用者や他のスタッフの話を聞いて内容を理解し、自分のいいたいことを伝えることが求められます。総合的な会話力がなければ難しいでしょう。
2つ目の「読み書き」についてですが、介護の現場では「報告書や介護記録など業務に必要な書類を問題なく記入できる」、「他のスタッフが記録した内容を正しく理解できる」、「使用方法や注意事項を読んで理解できる」の3つをクリアしていれば十分だとされています。しかし、言語評価基準は相手や状況によって異なります。そのため、日本語能力を測る「日本語能力試験」を指標としているところも多いようです。
3つ目の「専門用語の習得」についてですが、これは介護に関する専門知識をどの程度理解しているかを示すものです。介護士として採用されるためには専門的な知識や技術が必要です。試験に合格できるように専門用語は勉強してきたかもしれませんが、実際の現場では資料や教科書に記載されていない専門用語も使われています。そのため、専門用語に関してはより高度な日本語能力が求められています。

教育につまずく施設も多い

現場では外国人介護士の日本語能力に問題があると感じています。日本語能力試験の成績が良くても、現場で使われている日本語に対応できないことのほうが多いからでしょう。
外国人介護士の多くは試験合格後も実務に対応できるように勉強を続けていますが、必要な日本語レベルに達しているのはごくわずかです。現場でのコミュニケーションのミスは安全面でも大きな問題になりますし、利用者の不安にもつながります。そのため、施設側は外国人介護士を導入すると同時に日本語能力の向上にも努めなければなりません。しかし、「人手不足で指導できる人材がいない」「そもそも研修のノウハウがない」などの問題から上手くいっているとはいえないのが現状です。
相当な覚悟を持って来日した外国人介護士の多くは日本語でのコミュニケーションに苦労し、仕事や日常生活に不安を抱えています。受け入れる施設はこうした人たちに寄り添い、その人に合った日本語教育が受けられるようにサポートしていく必要があります。以下に日本語の勉強に役立ちそうな教材を紹介していますのでぜひ活用してください。
介護現場で実際に使われている用語を学ぶなら、豊富な例文やイラストがあり実際の現場をイメージしながら学べるこちらの教材がおすすめです。

読み書きの練習に最適なのがこちらの教材です。読みやすいようにルビがふられているので日本語の勉強をはじめたばかりの人も使いやすいでしょう。

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